当社に入社する前は、札幌で現場作業員として働いていました。しかし、大学で学んだ技術や知識を生かせる職業に就きたいと考えて、興味を持ったのがコンサルタント業。入社当初は補償課に所属し、建物調査や振動調査などを主に担当してきました。 　そして昨年春に3Dソリューショングループに配属となり、グループ長を任されました。測量は従来、測量機器を用いて目視で行っていましたが、当グループではドローンを用いた写真測量を行ったり、レーザースキャナという機械を用いて、一気に広範囲の測量を行うなど、先端技術を駆使しているのが大きな特徴です。 　当グループへの配属が決まった時は、正直、新しいことを覚えるのは大変だなという気持ちはありましたが、新しい技術を身につけられるのは面白そうという思いがそれを上回り、チャレンジしてきました。

　就職活動を行う中で、地元の企業に就職したいという考えが強かったことから、当社を受けました。ところが、入社から1年後には東北支店に勤務していたんですよね（笑）。この春で入社5年目を迎えましたが、これまで測量、設計など、ほとんどの部署の仕事を経験してしてきました。それは今の自分にとって、物事を多角的に見られるようになったなど、大きなプラスになっていると思います。 　ドローンでの測量は今、国も進めている最先端の技術です。日進月歩の技術ですから、追い付いていくのは大変ではありますが、次々に新しいことを覚えていくのは楽しいですね。周りにあまり手本がない分、試行錯誤の連続ではありますが、できた時の喜びが大きい仕事です。 　ドローンに関しては、私も加埜グループ長も技能試験を突破して資格を取得しました。ですから、その時々で一人がドローンの操縦を行い、もう一人が監視者として、機体や周囲の状況を観察しながら安全への配慮もしっかりと行っています。この部署にはスタッフは私とグループ長のふたりしかいませんが、その分、コミュニケーションがしっかりとれていて、コンビネーションも抜群だと思っています。互いに理解をした上で動けることによって、仕事がとてもやりやすいのがいいですね。 　3Dという響きが興味を持って聞いてもらえるし、周りからは「すごいね」と言ってもらえることでやる気が増し、向上心にもつながっています。これからもドローンでの測量の利点を多くの方に理解してもらえるように努力し、信頼を得られるよう、互いに切磋琢磨しながら技術に磨きをかけていきたいと思います。